代言屋

自己実現のためのブログ

護身術としての格闘技1

昨今、煽り運転の車の中から出てきた人に殴られたり、目にカレー塗りつけられたり、凶悪犯罪に巻き込まれたり、護身術の必要性が高まりました。

 

しかし、「何か始めたいけど、何をすればいいの?」「そもそも何を習うのが一番効果的なの?」「柔道?空手?ボクシング?」という疑問を持ちつつ結局何もチャレンジしてない状態だったりしませんか?

 

これについて、格闘技オタク兼自称3流護身術研究家(笑)の私が思うことについて書いてみます。

 

いきなり結論から書いてしまいますが、格闘技と護身術は全く別物過ぎてそもそも同一次元で論じることがおかしいです。

 

護身術は、体格差や性別、持ってる武器、人数等あらゆる条件で自分が不利であったとしても、危険な状況から離脱できなければ意味がありません。そして、そもそも危険な場所に出向く場合でも事前に危険を察知して少しでも自分が危険を回避できる状態を作っておかなければならないのです。

他方で、格闘技はほぼ全てが一対一で双方の条件を合わせて開始の合図と共に始まります。

 

つまり、そもそもの考え方が異なるのです。

少し想像してみて下さい。あなたがヘビー級プロボクサーで世界チャンピオンだとして、居酒屋のカウンター席でお酒を呑んで楽しんでいたとします。その背後からナイフを持った男がゆっくり近づいてきてあなたにナイフを振り下ろしてきました。想像するだけで怖ろしい…

あなたがどれだけ格闘家として最強でも襲撃に気付かなければ対処できないのです。

では、プロの護身術家ではどうでしょう?

答えは簡単です。そもそも背後から気付かれず襲撃を受ける位置でお酒を呑んだりしないのです。

 

少しでも格闘技と護身術の違いが見えましたでしょうか?

もちろん、格闘技が護身術の中で活かされることがあるのは事実です。また、護身術も身体能力が高ければ成功する確率が上がるという意味で格闘技を習うことは有意義です。しかし、格闘技と護身術を混同して格闘技を習っているから大丈夫といった思い込みはかなり危険だと思うのです。

 

この記事でお伝えしたいことは、格闘技と護身術が全く別物であるということでした(^。^)

 

しかし、読者の皆様の中には「それでも格闘技を使って護身術を学びたい!」「格闘技のようなカッコいい技で敵を倒したい!」みたいに考える人かおられるのではないでしょうか?

 

正直、その考え方はかなり危険(物理的にも、法的にも)ではありますが、頭の中で考える分には面白いと思うので、次回から実際に格闘技ごと、シチュエーションごとに護身術として使えるか否か等検討してみようかと思います(^。^)